平成17年12月19日熊本大学・NIME共同セミナー −学習の質を保証する人材養成を目指して−」 学術総合センター・一ツ橋記念講堂(東京都千代田区) |
平成18年4月の熊本大学大学院社会文化科学研究科の修士課程独立専攻として、「教授システム学専攻」の設置が承認されたことを受け、熊本大学でのe-Learningへの取組を広く周知することを大きな目標として、2005年12月19日に学術総合センター・一ツ橋記念講堂(東京都千代田区)で、熊本大学・メディア教育開発センター(NIME)との共催セミナーを開催しました。
平成17年年初から、総合情報基盤センターの主要メンバーが参画し、新しい大学院修士課程の専攻設置に向け、足立副学長理事の元に、大学教育機能開発総合研究センターおよび文学部、教育学部の教員と協力して準備を進めてきました。6月に文部科学省に設置申請を行い、その後も文部科学省との綿密な調整をへて、12月に設置の認可を受けることとなりました。この大学院設置に際しては、日本における高等教育機関におけるe-Learningを先導しているから、理事長の清水先生をはじめメディア教育開発センターの全面的な支援を受けました。さらに、日本のe-Learningを産業界として推進している日本イーラーニングコンソーシアムにも、設置計画段階から講師派遣等で全面的な支援をうけてまいりました。
このような背景から、文部科学省・経済産業省からの来賓のご出席を得、メディア教育開発センターとの共催で、下記のようなプログラムで「eラーニング新展開 −学習の質を保証する人材養成を目指して−」」と題したセミナーを開催しました。本セミナーには、熊本大学からの参加者18名を含め、総計251名の参加者がありました。特に、セミナー開催のアナウンスが開催直前であったにも限らずe-Learningに関係する民間企業からの参加者や、各種高等教育機関から多数の参加がありましたことは、メディア教育開発センターとの共催であったことも大きな要因ではありますが、e-Learningに対する社会の期待と本大学院の志向する教育研究目的の妥当性を示唆するものであると考えております。
参加者の熱い思いは、セミナーでの質疑のみならず、会議後の情報交換会においてもひしひしと感じ、社会的な要請に応えるという、こころよい緊張感を覚えたことは、決して忘れることはできません。
宇佐川毅
オープニング:崎元学長 第一部:鈴木教授
第一部: 足立副学長 第二部: 大森教授
プログラム
13:00 〜 13:10 開会挨拶 崎元達郎熊本大学長 13:10 〜 13:25 来賓挨拶 文部科学省高等教育局専門教育課長 浅田和伸 氏 13:25 〜 13:40 来賓挨拶 経済産業省商務情報政策局情報処理振興課長 鍜治克彦 氏
第1部 大学におけるeラーニングの新展開
13:40 〜 14:10 基調講演 「高等教育における効果的なeラーニング実施の視点」 14:10 〜 14:40 特別講演 「eラーニングの質保証:インストラクショナル・デザイン」 14:40 〜 15:10 取組紹介 「熊本大学の教育研究とeラーニング」
第2部 産業界そして世界のeラーニングの動向
15:30 〜 16:10 基調講演
「世界のeラーニングと教育改革」 16:10 〜 16:40 特別講演
「企業におけるeラーニング戦略の今後」 16:40 〜 16:50 閉会挨拶 熊本大学 大森不二雄 学長特別補佐・教授 |
参照: http://tels.kumamoto-u.ac.jp/