くまもとインターネット市民塾とは?    
         
 

く まもとインターネット市民塾とは、インターネットを利用し、誰もが講座やサークルを開くことができる「学びのフリーマーケット」であり、市民がネットを通 じて集まる仮想的なパブリックスペース「学びの広場」を実現するeラーニングシステムと、現実世界で行われるスクーリングや現地体験を組み合わせた、市民 相互交流によるハイブリッド型の生涯学習プログラムです。ユニークな市民講師が各地から参加し、知恵・経験・ノウハウを提供する講座が多数開催される予定 です。

平成16年9月より平成17年3月末まで、官民学各方面においてeラーニングや生涯学習、学習コンテンツ開発などに 精通したメンバーにより構成される「くまもとインターネット市民塾推進協議会 設立準備委員会」が中心となり、熊本県次世代情報通信推進機構(NEXT熊 本)の平成16年度ITプロジェクトとして実験運用を行いました。この中で、熊本大学総合情報基盤センターとの共同研究や地域コミュニティ・県・市町村な どとの連携を行いながら、市民参画型eラーニングシステムの構築・運用や新しい生涯学習モデルの運営推進に関するノウハウの蓄積を進めてまいりました。

本実証試験の成果を踏まえ、現在、運営母体として「NPO法人 くまもとインターネット市民塾」の設立準備を進めています。

         
くまもとインターネット市民塾がめざすもの    
         
  市民講師による「知の発信」を応援  
    仕 事や日常生活、あるいはコミュニティ活動などを通じて得られた技術やノウハウを、自分(たち)だけのもので終わらせるのではなく、より多くの人たちに知っ てもらいたい、活用してほしい、あるいはもっと仲間を増やしたい、と思っている人々に、市民講師として勉強会や成果発表を実施できる場や機会を提供してい きたいと考えています。
         
  地域の新しい「知の還流」を起こす  
    地 域コミュニティや企業、団体などと連携しながら、ネットを活用した学びと交流の場を形成することで、従来の集合講座形式の生涯学習プログラムでは参加が少 ない(難しい)、働き盛りの世代が多く参加する新しい生涯学習モデルを形成し、世代を超えた「知の還流」を形成したいと考えています。
         
  自発的な市民による学びのコミュニティを創造  
    官民学が連携しながらネットを介して運営されるユニークな市民講座を多くの市民サポーターが楽しみながら支えあう「生涯学習コミュニティ」を、富山のインターネット市民塾などとも連携しながら創っていきたいと考えています。
         
くまもとインターネット市民塾の実現イメージ    
         
イメージ図
         
  • くまもとインターネット市民塾では、インターネット上に、オープンソースのLMS(Learning Management System)として完成度の高いmoodleを適用した生涯学習用のeラーニングシステムを構築し運用します。

  • く まもとインターネット市民塾が提供する講座の学習希望者は、自宅や職場、学校などパソコンとインターネットが利用できる場所から、いつでも受講登録申請を 行い、講座に参加することができます。学習中にわからないことがあれば、メールやフォーラム、チャットなどの学習支援機能を使用して、いつでも気軽に講師 に相談したり、受講者どうしでディスカッションすることが可能です。くまもとインターネット市民塾が提供する講座は、このようなネット学習(eラーニン グ)に、スクーリングや現地体験を加え、1講座6ヶ月程度で完結します。

  • 講 座を提供したい講師の方は、講座の開設、教材コンテンツの作成・登録、課題の提示、受講者の学習支援、学習状況の管理など、講座の運営管理に必要な作業 を、自宅や職場、学校などパソコンとインターネットが利用できる場所から、いつでもインターネット(Webブラウザ)を介して簡単に行うことができます。