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以上、熊本大学ポータル自体の導入と種々のシステムに関するシングルサインオ ンへの対応に関して紹介したが、熊本大学ポータル上のページの構築については まだ紹介していない。
図5に、一般的学生のポータルのトップページを示すが、実際のポー タル上のページは、Portlet、Sevlet、他サーバ(インラインフレーム)等で構築 している。
uPortal自体は、先に紹介したように、インラインフレーム、プロキシ、JSR168規 格[9]に準拠したPortlet、Channel 等が、ユーザやグループ(例え ば、学部・学科、学生・教職員等)毎に設定できるばかりか、個人個人がカスタ マイズすることも可能である。しかし、この個人によるカスタマイズ機能を提供 すると、本来のページを消したり様々な弊害が予想され、現時点ではこの機能を 提供してはいない。
uPortalの個人・グループ等による分岐機能を利用して、アクセスしたユーザが、 学生なのか教職員なのか、どの学部等に所属なのか(現時点では、遠隔教育で受 講の大学院社会文化科学研究科教授システム学のみ)に関して、グループ化し、 対応したページを表示している。
ただし、uPortalの機能では、ユーザが学内からのアクセスか学外からなのかを 判断することができそうにない。また、グループ化がかえって複雑になる場合も ある。それらの場合は、図5に示すように、ページをServletや Portletで構築し、その中で条件分岐を行っている。
熊本大学総合情報基盤センター 中野 裕司 2007年8月16日(木) |