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今後の取り組みと課題

最近、教育、学習、管理、学務等に関する様々なシステムがWebベースで提供さ れており、その傾向は今後も拡大すると考えられる。これらを、便利に活用して いくためには、認証が連携でき、ユーザの特定とその所属グループ等による分岐 がが可能な、シングルサインオンとポータルの連携が最も効果的であると考え られる。また、この連携の上に乗れば、システムの開発も比較的容易になる。 すなわち、新しいシステムを構築する際に、ユーザ認証やユーザの所属等による 限定を行う必要がなくなる。

実際の開発は、図3のポータルサーバ等のあるプライベートネット ワーク内のシステムである必要もなく、場合によっては学外のシステムでも対応 可能である。開発は、ServletやPortlet[9]、PHP等様々な方法でで 行うことが可能である。

今後の方向性を考える先進事例として、熊本大学大学院社会文化科学研究科教授 システム学専攻(修士課程)[13]で2006年度から構築・運用してきた「教 授システム学専攻ポータル(以下、専攻ポータルと呼ぶ)を紹介する。ここで得ら れた成果を、[18]等を通して、全学的に展開していきたい。

また、現状の熊本大学ポータルの課題と今後の計画に関しても紹介する。



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熊本大学総合情報基盤センター 中野 裕司   2007年8月16日(木)