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今後の取り組みと課題
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まとめ
課題とと今後の計画
現状の課題と今後の計画を以下に整理する。
CAS認証で得られるのはユーザIDのみで、ユーザが学生なのか教職員なの か、また所属等のグルーピングは十分されておらず、ユーザID等による 識別をリアルタイムに判断しているのが現状であり、学校規格に基づく LDAPを参照する形式への移行が望ましい。LDAP自体も全学のものだけで は不十分であり、SOSEKI等とのデータ連携による拡張されたLDAPが必要 となる。
CASサーバに関しては運用の結果、処理が比較的軽く、あまり負荷が大き くはないことがわかったため、SSLアクセラレータに必要性があまりない と判断され、また、uPortalとの間のプライベートネットワーク内での SSLを外した通信もパッチが必要でアップデートに支障をきたすため、ネッ トワーク構成を変更したい。
ポータル(uPortal)サーバのバックアップ体制が不十分であり、障害発生 時のリアルタイムな対応が不可能な状態である(CASに関しては既に実現 している)。そこで、Portletを別サーバに切り離した上で、必要最低限 の部分だけ(MySQLの内包も含む)の構成を1サーバにまとめ、完全な二重 化を行う。
CAS、uPortalへの対応方法の共有のため、eラーニング推進機構で行っ ている全学規模でのWebアプリケーション構築のための学習会での開発実 習や、マニュアル化を行いたい。
熊本大学総合情報基盤センター
中野 裕司 2007年8月16日(木)