ウィルス対策ソフトは、PC管理者並びに利用者が被害者にならないためというの が以前の認識でした。ところが、最近のウィルスやウォームは、感染した別のPC を攻撃するという行動に出るため、感染することで加害者になってしまいます。 このことからも、ウィルスやウォームに感染しないということは、インターネッ トを利用する際の義務と言えます。
そのため、これまでも全学の情報教育システムには、必要な数のライセンスを契 約し、全てのPCに導入してきました。
今回のシステム設計時には更に進めて、本学が所有する全てのPCに導入できる 数のライセンス契約を検討しました。また、可能であれば、学生さんや教職員が 大学に持ち込む個人所有のPCにも導入できる数のライセンス契約ができないかに ついても検討しました。それが実現できれば、少なくとも本学のネットワークか らインターネットに対して、ウィルスをまき散らす危険が無くなりますから。
ただ、
などの問題があるため、導入に際しては上記の問題を解決できる商品の選定に時 間を要しました。
そして、最終的に導入したのが、日本エフ・セキュア株式会社 (http://www.f-secure.co.jp/) の提供する「F-Secureアンチウィルス・キャンパ スパック」でした。 このパッケージは、キャンパスLANに接続する可能性のあるクライアントPCとサー バで利用することができるライセンスで、大学、教職員、学生(ただし在学期間 のみ)のそれぞれが保有する機器が全て対象となっています。 ですから、契約時にライセンス数の検討をする必要が無く、運用時にも利用者の 把握をするだけでよく貸出しライセンス数をカウントする必要もありません。
また、これ以外に上記と同様のライセンスとして、Sun Microsystems が提供す るオフィスソフトである StarSuite 8 も取得しています。ただし、こちらは 「教育機関向け無償ライセンスプログラム」ですので、所定の手続きを行うだけ で費用はかかりません。
さらに、前回システムでも導入していました Mathematica もサイトライセンス 契約しております。ただし、こちらのライセンスは、本学の所有の機器だけで利 用できるものです。個人所有のPCでは利用できませんので、ご注意下さい。