巻頭言にかえて |
熊本大学総合情報基盤センター長 中野 裕司
平成24年度は、本学の第二期中期目標・計画も中盤となり、その中の情報化の指針となる 総合情報環構想2010に基づき、強固なセキュリティの上で、利用者やサービスの環の拡大、最新の技術に裏打ちされた利用者にとって安心で使いやすい情報環境の構築を推進して参りました。 情報セキュリティの強化に関しては、監査責任者及び外部による簡易監査を実施しました。教育システム関係では、教育改革に伴うカリキュラムマップ等へのシステム対応やLMSのロードマップに関する検討をeラーニング推進機構と協力して進めました。ユーザ拡大やセキュリティ向上のため、熊本大学IDでシステム連携を統合的に行うためのLDAPシステムの更新と管理ワークフローの整備を行いました。学生へのサービス向上のため、図書館のリニューアルに伴う閉館に対応するため、データに基づく研究結果から利用率が高いことがわかった土日の午後のPC教室開放を半年にわたり行いました。さらに、今後の情報化を支える上で、より効率的な組織構成を模索するための調査を行い、次年度以降の具体化のための礎を築きました。 また、教育に関しては、初年時全学必修科目で1年生1,800名以上が前後期に受講する 情報基礎A、 情報基礎Bや、2年生の1,000名以上が受講する 情報処理概論を中心に、教育内容の見直しや改善をしつつ指導に取り組んできました。 情報処理概論については、オンラインの電子テキストを用いて、テストで出来なかった箇所毎にテキストの参考ページへのリンクや毎週の学習の自己管理を進める仕組みを新たに取り入れました。その結果は、 研究発表にもつながっています。大学院教育に関しては、 大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻や 大学院社会科学研究科教授システム学専攻 における研究指導を積極的に行って参りました。 研究に関しては、業務に密接に関連した研究を中心に取り組んできました。 共同研究や外部資金の獲得等も増えてきて、今後が期待されるところです。 最後になりますが、今年度、私達は新しいメンバーとして、メディア情報処理研究部門に入口紀男教授の後任として戸田真志教授を迎えました。メディア情報に関する研究を精力的に行われている新進気鋭の研究者で、多くの研究成果を挙げられるとともに、後進の指導にも力を発揮してこられた方です。その能力を買われて多くの共同研究もこなされています。当センターに吹く新しい風として、大いに期待しているところです。 本広報で平成24年度のセンターの活動を概観いただき、本学の教育・研究・社会貢献を情報基盤の面からの支援活動をさらに充実するために、忌憚のないご意見をいただければ幸です。 |
情報システムに関する取り組み |
熊本大学ポータルについて(pdf版) > |
熊本大学生涯メールサービスの稼働状況(pdf版) |
サイトライセンスソフト・ダウンロードシステムの稼働状況(pdf版) |
学内ネットワークに関する取り組み |
全学メールサーバ利用状況について(pdf版) |
情報教育に関する取り組み |
全学向け情報教育の近況報告(pdf版) |
#教養科目「情報処理概論」の近況報告(執筆中) |
eラーニングに関する取り組み |
eラーニング推進機構活動概況について(pdf版) |
2012年度eラーニング連続セミナーについて |
研究部門活動報告 |
総合情報基盤センター研究室活動報告(pdf版) |
計算機援用教育研究部門活動報告(pdf版) |
メディア情報処理研究部門活動報告(pdf版) |
ネットコミュニケーション研究部門活動報告(pdf版) |
研究業績(pdf版) |
平成24年度 総合情報基盤センター 業務内容資料 |
総合情報基盤センターサービスについて(pdf版) |
各サービスサーバの利用状況(pdf版) |
学生用メールサーバの利用状況(pdf版) |
総合情報基盤センター来訪者リスト(pdf版) |
社会貢献活動 |
社会貢献活動リスト(pdf版) |
熊本大学総合情報基盤センター紹介 |
運営委員会 (pdf版) |
スタッフ一覧 (pdf版) |
熊本大学総合情報基盤センター規則 (pdf版) |