- ...elstation、CALL、KUオンライン1
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本学の推進するKUオンラインとは、On-Line University Kumamoto
(いわゆるインターネット大学)ではなく、熊本大学の教育・研究のICT 化をすす
め、実体のある熊本大学にオンラインの要素を有効に取り入れることで、教育・
研究がより効果的、効率的に行える環境を構築するという意味での、Kumamoto
University On-Lineである。KUオンライン構想は、まさに、広い意味でのeラー
ニング推進と言える。
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- ... Technology2
- ICTは「情報コミュ
ニケーション技術」と訳されることがあり、これは、情報技術だけではなく、広
い意味で人と人とのコミュニケーションを重視した表現である。
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熊本大学は、関連する2つの特色GP3
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「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」は、各大学、短期大学で実績をあ
げている教育方法や教育課程の工夫改善など学生教育の質の向上への取組を更に
発展させる取組の中から、国公私を通じて特色ある優れた取組を選び、サポート
している。また、選ばれた取組を社会に広く情報提供し、高等教育全体の活性化
を促している。
(www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp/002.htm より引用)
熊本大学は、eラーニングに関連が深いものとして、平成15年度 「IT環境を用
いた自立学習支援システム」 主にSOSEKI関係 (申請664件中80件採択) 平成16年
度 「学習と社会に扉を開く全学共通情報基礎教育」 主に情報教育関係 (申請
534件中58件採択) で採択され、2年連続は12校のみであった。
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- ...や現代GP4
- 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」では、各種審議会からの提言
などを踏まえ、社会的要請の強い政策課題(地域活性化への貢献、知的財産関連
教育など)に関するテーマを設定し、これに対して各大学、短期大学、高等専門
学校が計画している取組の中から、国公私を通じて優れた取組を選び、サポート
している。また、選ばれた取組を社会に広く情報提供し、高等教育全体の活性化
を促している。
(http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/gp/004.htm より引用)
熊本大学は、平成18年度、テーマ6「ニーズに基づく人材育成を目指した
e-LearningProgramの開発」において、「elこころ学習プログラムの開発」が採
択された。現代GP全体で申請565件中112件の採択であった。
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- ...取得、大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻5
- 熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻は、平成18年4月に開設
された、eラーニング専門家をeラーニングで養成する日本ではじめての大学院
であり、初年度、入学定員10 名に対し37名の応募があり、現在15名の修士学生
(全員有職者)が遠隔学習している。加えて、科目等履修生も前期だけで20名が
履修しており、全国的に注目を集めている。
(http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/)
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- ...、COE6
- 熊本大学21世紀COEプログラム「衝撃エネルギー科学の深化と応用」(拠点リー
ダー 秋山秀典教授)では、世界トップレベルの若手研究者を育てることを目的
の1つに掲げ、実際にeラーニングにより世界の研究者養成を行っている。
(http://pps.coe.kumamoto-u.ac.jp/streaming/streaming.html)
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(OCW7
- オープンコースウェア(OCW)とは、マサチューセッツ工科大学(MIT)により始めら
れた、授業内容を無償でインターネット上に公開するプロジェクトであり、2006
年4月時点で既に約1,400の授業資料が著作権処理等をした上で公開されている。
ただし、その授業の履修や質問等を受付るわけではない。
(http://ocw.mit.edu/)
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OCW8
- 日本OCWとは、平成18年4月20日「日本オープンコースウェア・コンソーシアム」
の設立により始まった、日本におけるOCWの普及活動のことである。平成18年8
月現在、慶應義塾大学(代表幹事)、北海道、東京工業大学、東京大学、早稲田大
学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、メディア教育開発センター
(賛助会員)が、メンバーであり、今後拡大が予想される。
(http://www.jocw.jp/)
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- ...や、ゲートウェイ的なNIME-glad9
- NIME-gladは、独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)において、
大学等がインターネットで配信している教育用コンテンツを総合的に検索できる
システムを開発し、運用しているWebサイトです。学習者の能力開発のための
e-Learningコースをはじめ、公開講座や大学のシラバス情報などが登録されてお
り、それらを横断的に検索して学習に利用できる。
(http://nime-glad.nime.ac.jp/ より引用)
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- ...さらに、最近特に注目されているものとして、オンラインポートフォリオ
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- ポートフォリオとは様々な分野で用いられる用語であるが、教育においては、学
習者が学習の成果として達成したことの履歴であり、その達成の一部から学習に
関するレポート等全ての記録まで広い範囲を意味する。オンラインポートフォリ
オは、電子ポートフォリオ、eポートフォリオとも呼ばれ、ポートフォリオの電
子版を意味し、学習管理システム(LMS)や学務システム等との連携により履歴の
自動蓄積や、学習者自身の達成成果の整理、振り返り、就職等に関する自己アピー
ルへの活用等、学習支援の観点から注目を集めている新しい分野である。
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System)11
- 学習管理システム(LMS: Learning Management System)は、 コース管理システム
(CMS: Course Management System) とも呼ばれ、学習者がインターネットを利用
していつでもどこからでも授業のコンテンツ等にアクセス可能にする授業支援シ
ステムである。授業のコンテンツのみならず、自動採点も含むオンラインテスト、
オンラインディスカッション、オンラインプレゼンテーション、グループ学習、
学習履歴の蓄積等の多くの学習支援機能を持ち、場合によっては面接講義よりも
教育効果の高いものも多く、近年は面接講義に追加併用するブレンディッドラー
ニングが主流になってきている。代表的なものとして、WebCT, Blackboard,
InternetNavigware, WebClass等があり、最近ではオープンソースのMoodle,
Sakai 等も活発に開発が進行している。
本学では、平成14年頃より既にWebCT, InternetNavigware, Moodle等を活用して
きており、特に平成16年度からはSOSEKIとWebCTのデータ連携による全ての授業、
学生、教職員の自動登録といった学務情報システムとの連携を全国的にみても先
駆けて行ってきた。
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- ...
近特に需要が増してきた統合認証12
- 統合認証は、シングルサインオン(SSO: Single sign-on)とも呼ばれ、学務情報
やLMS等の認証が必要なWeb システムに関して、そのシステムのうちの1つに一
度アクセスすれば、一定の時間内はその個人がアクセス可能な他の認証を伴うシ
ステムに関しても認証無しに利用可能とする技術で、簡単にいえば、1回だけユー
ザIDとパスワードを入力すれば、そのユーザが利用できる全てのWebシステムが
使えることになる。統合認証は、様々な機能がWebから利用できるようになって
きたため、システムの分散化にともなう認証の繁雑化を防ぐために重要な技術で
ある。
熊本大学では、平成18年度より、オープンソースのSSOシステムとして世界的に
利用されているCAS (http://www.ja-sig.org/products/cas/)をベースに熊本大
学統合認証システムの全学運用を開始しており、既に、WebCT(現行版)、WebCT
(次期版)、SOSEKI、CALL等の統合認証対応を実現している。これは、全国的にみ
ても先進事例といえる。
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- ...やポータル13
- 正確にはポータルサイトと呼ばれ、入口という意味からわかるように、その個人
に不必要な無駄な情報を除き、必要な情報へ早く到達できることを目指した専用
のWebへの入口である。大学の場合、特に大学ポータルと呼ばれることもあり、
ユーザ認証によりその個人が学生なのか教員なのか職員なのか、またどの学部に
所属するのか等によって提供情報や利用可能なシステムを最適化する。認証を伴
い、複数システムとの連携が前提となるため統合認証(SSO)との連携が重要であ
る。熊本大学では、平成18年度より、オープンソースの大学ポータルシステムと
して世界的に利用されているuPortal (http://www.uportal.org/) をベースにカ
スタマイズした熊本大学ポータルを全学運用開始しており、既に、学内情報、職
員情報、WebCT、SOSEKI、CALL等へのリンク等を実現している。また、大学院社
会文化科学研究科教授システム学専攻に関しては、パイロット的に、専攻ポータ
ルと称する、学習進捗状況、ポートフォリオ等をポータル上で開発、運用してい
る。
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- ... アプリケーション14
- Webアプリケーションとは、通常の情報提供を行うWebページとことなり、Webブ
ラウザから、ユーザのPC上のアプリケーションと同じように情報入力や改変を等
を行えるものを示し、例えば、航空券やホテルの予約システム、ネットショッピ
ング、ブログ等は全てこの中に含まれる。大学内では、WebCT等のLMS、SOSEKI等
の学務情報システム、CALLシステム等に留まらず、統合認証やポータルもWebア
プリケーションとして構築されている。
このような機能を実現するには、サーバ上でのプログラミングを必要とし、ユー
ザのデータ保存を考えると一般的にデータベースシステムと連携したシステムと
なる。Webを利用することで、いつでもどこからでも利用でき、しかも情報の共
有が可能になるため、今後ますます需要が高まっていくと予想されるが、データ
ベース、ネットワークに関する知識をを伴うサーバ上でのプログラム開発という
ことで、人材の不足が社会的な問題である。
熊本大学においては、データベースやWebアプリケーションの開発または委託を
行うことの可能な機関は存在しない。また、その能力を有する個人は散在するが、
その人数は極めて少数である。
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- ...国内他大学、メディア教育開発センター(NIME)15
- 2007年7月、メディア
教育開発センター(NIME)と熊本大学は包括的連携協定を締結した。NIMEに対する
包括的連携協定は大学単位では初。窓口は、本eラーニング推進機構である。
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