Ubuntu 10.10用eXe Learning Editorバイナリパッケージ作成手順


はじめに

SCORMコンテンツの作成に利用できるフリーのエディタとしてeXeが知られていますが、最近のLinuxディストリビューション用のバイナリが配布されていません。そこで、Ubuntu 10.10用のバイナリパッケージ作成手順をまとめてみました。他のLinuxディストリビューションでも同様の手順でコンパイルできるのではないかと思います。

作業環境

今回はUbuntu 10.10(ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso)を利用

作業手順

コンパイル環境の準備

(1)Ubuntu用パッケージのインストール

sudo apt-get install git

sudo apt-get install python-dev

sudo apt-get install debhelper

(2)Python用パッケージのインストール

zope.interface-3.3.0.tar.gzをhttp://old.zope.org/Products/ZopeInterface/3.3.0/folder_contentsからダウンロード

gzip -cd zope.interface-3.3.0.tar.gz | tar xvpf -

cd zope.interface-3.3.0

python setup.py build

sudo python setup.py install

としてインストール

 

setuptools-0.6c11-py2.6.eggをhttp://pypi.python.org/packages/2.6/s/setuptools/setuptools-0.6c11-py2.6...からダウンロード

sudo sh setuptools-0.6c11-py2.6.egg

としてインストール

eXe本体のコンパイル

(1)eXe learning editorのソースをダウンロード

cd $HOME

git clone git://exe.git.sourceforge.net/gitroot/exe/exe

注:ここで$HOMEは作業用ディレクトリのこと(例:/home/nobody/work)

 

(2)コンパイル実行

cd $HOME/exe/installs/debian/ubuntu/

./make.py

これでeXeのインストール用パッケージ(exe_1.04.1.3605-ubuntu1_i386.deb)が$HOMEに作られる

eXeバイナリパッケージのインストール

 

cd $HOME

sudo dpkg -i exe_1.04.1.3605-ubuntu1_i386.deb

としてバイナリパッケージをインストール

eXeの実行手順

/usr/bin/run-exe.sh

でeXe learning editorが起動される。Webブラウザ上で動作するのであらかじめFirefox,Chrome等のブラウザがインストールされている必要がある。

     
AttachmentSize
File exe_1.04.1.3605-ubuntu1_i386.deb9.87 MB