2006年より、熊本大学では、オープンソースの大学ポータルuPortalとシング
ルサインオンシステムの1つであるCASを基盤にした「熊本大学ポータル」の
運用を開始した。その後、多くの既存システムがCASに対応し、また新たなシ
ステムもCASに対応して導入され、ポータルの利便性は徐々に向上してきた。
また、ポータルを支える学生、教職員の履修や担当情報等も学務情報システ
ムSOSEKIと連携してきたが、この部分に関しても、管理システムの開発によ
り、高速化、汎用化を行った。その結果の一部として、学習管理システムに
直結した時間割のポータル組み込み等を行った。
これらの、運用2年目を向かえた熊本大学ポータルの安定運用と機能強化への
取り組みと、uPortalとSakaiの調査に基づく今後の展望に関して紹介する。
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